結婚式で洋楽を流したい。
人生で最も大切な日であるといっても過言ではない結婚式に、あなたなら式の最中に流すBGMは邦楽、洋楽のどちらを選択しますか?どちらだって構わない、特にそこにこだわりはない。
そうおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。
しかしBGMはとても大切なもので、結婚式の雰囲気を良い方に変えるのも悪い方に変えるのも、流れる楽曲次第であるとも言えます。
邦楽であれば、いらっしゃった方々が感情移入できますし、洋楽であれば歌手の歌声自体がメロディーのように感じられスピーチの際に曲が邪魔にならないといったメリットがあります。
会場の雰囲気に合った曲にすれば感動もひとしおでしょう。
今回はそんな素敵な結婚式にするために、曲選びのポイントを洋楽に絞ってお伝えいたします。
結婚式で洋楽をBGMにする際に心がけたい5つのポイント
結婚式で洋楽、邦楽を使用する上でどちらもメリットが違うことは冒頭でもご紹介しました。
言葉が違うからこそ、洋楽を使用する際には邦楽とは違った観点から注意すべきポイントがあります。
一つ一つお伝えいたします。
知名度の低い曲を使用しない
結婚式で洋楽をどうしても流したい!そう思われる方なら、多くの洋楽をご存じなのでしょう。
普段から多方面の音楽に興味を持ち、ひょっとしたら洋楽をネイティブな発音で口ずさむことなんか楽勝だという方もいらっしゃるかもしれません。
そうなると結婚式でも普段の感覚でこの曲がいい!と曲を選ばれることでしょう。
しかしながら結婚式当日に参列される方々はそうはいきません。
例えば、エンドロールは結婚する新郎新婦のための曲というよりも、ご参加いただく方々への感謝の気持ちを表すものでもあります。
そこでご自分にとっては大好きな曲であっても、全く知名度のない洋楽を流してしまえば……。
たくさんの人が盛り上がれる状況ではない、というのはお分かりですよね。
早めに行動する
これは何も洋楽を選ぶときに限ったポイントではありませんが、大切なことですのでご紹介します。
結婚式にしようする楽曲は、大きく分けて洋楽と邦楽の二つがあります。
そこで着目すべき点は、実際に結婚式で使用されているのは洋楽だが、音源を手に入れやすいのは邦楽であるという点なのです。
邦楽であれば、CDや結婚式場で音源を手に入れることはよっぽどマイナーな曲でない限り難しくはありません。
しかし、洋楽はそもそも日本が発売元ではありませんのでその幅が少し狭くなってしまいます。
この曲がいい!とイメージにぴったりな曲をせっかく見つけても、その洋楽を入手するまでにあえなく結婚式当日を迎えてしまえば当然、使用することはできません。
きっと、式が終わってからもあのときもっと早く行動していれば……と後悔の種になってしまうことでしょう。
洋楽を使用する際には、邦楽を選ぶ感覚よりも気持ち早めに行動することが結婚式成功の鍵を握っています。
曲名・歌詞の意味を理解する
これは一つ目に記述したことと一部逆になります。
洋楽にとても詳しい方もいらっしゃれば、何となく聞いたことはあっても誰の、何という曲かは分からないという方もいらっしゃるはずです。
結婚式で洋楽を使いたいと思われる方の中には、まだイメージがぼんやりしているという意見もあって当然ですよね。
恐らくそんなときは、ふとテレビや有線などで耳にした曲がご自分のイメージにぴったりだと感じたら、誰が歌った何という曲なのかを調べるはずです。
それはごく当たり前のことです。
普段ならそれだけの情報で十分です。
ご自分で楽しむためなのですから。
しかし、結婚式のBGMとして考えるのなら、もう一歩踏み出してみましょう。
この曲のタイトルの意味は?日本語ではどういうことを歌った洋楽なのか?歌詞の和訳を改めて見てみることも大切です。
案外洋楽では、ノリの良いアップテンポな曲であっても別れの歌であったりと、結婚式で流すにはふさわしくないということも珍しくありません。
せっかくとてもいいと思って流した曲なのに、参列される方の中に洋楽に詳しい方がいれば、あれ……と思われてしまうことは想像に難くありません。
邦楽では当たり前のように気にするポイントですのでここもしっかりと押さえておくべきでしょう。
シーンによって使い分ける
結婚式ではおおよそですが少なくとも10曲ほどの楽曲がBGMとして必要になります。
迎賓、新郎新婦の入場、乾杯のあいさつ、花嫁の手紙、エンドロールなどなど他にも何度か、楽曲の切り替えが必要です。
そのときに全ての曲を洋楽にするという選択。
これはあまりお勧めしません。
何故ならそれではあまりにも結婚式全体にメリハリがなくなってしまう恐れがあるからです。
ジャズやクラシックなど、様々なジャンルの洋楽を使用すれば、もちろん回避することは可能です。
しかし洋楽のネックなところは言葉が分からないためにその歌詞に周りが共感することが難しくなってしまうことにあります。
例えば迎賓の曲はみんなが知っているような邦楽をかけることによりメリハリが生まれ、流したい洋楽が引き立つようになります。
自分が一番流したい曲を流す
これまでお伝えしたことと真逆のことを言うことになるかもしれません。
しかしこれは一番大切なことです。
何だかんだいってもこれに尽きます。
ご自身が流したいと思う洋楽を流してよいのです。
人生で一番大切な日です。
自分たち新郎新婦が主役だと、誰に対しても胸を張れる日なのです。
それは何度もあることではありません。
大切な結婚式だからこそ、大好きな洋楽を流すことに反対する人はきっといません。
ここぞというときに、ご自分の一番の洋楽を流すべきです。
あれこれと気にして納得のいかない結婚式をすることだけはあってはならないことです。
自信をもって結婚式を挙げてください。
ご自分で挙げる結婚式は人生にそう何度もあることではありません。
しかし式では決めなければならないことが山ほどあります。
曲選びもその中の一つになりますが、後回しにしてしまい、直前に大慌てで決めたがために当日満足のいく式にできなかったということも珍しくありません。
洋楽には結婚式に合う曲が多くあります。
最後にはご自分のイメージに合った洋楽を見つけられればそれがベストでしょう。
素敵な結婚式を作り上げられるような洋楽を、是非探してみてください。