結婚式で節約するって具体的にどうすれば?
巷では「自己負担50万円で念願の挙式ができました」
などの記事を目にすることがよくあります。
「いったいどうやって?」と不思議に思う方がほとんどです。
では、結婚式の費用を節約するためには、どのようなことをするのでしょうか。
節約して結婚式の費用を抑える5つの方法
結婚式で節約できれば今後の夫婦の生活にかけられるお金にも関わってきます。
結婚式は二人の家族のスタートです。
幸先よくスタートするための行動や気持ちの変化についての必要性や具体的な方法について説明していきます。
ウエディングノートを作る
「~してみたいなぁ」「こんなのもいいかも」夢の結婚式ともなれば、実現したいことは次から次へと出てくるのは当然のことです。
しかし、全てを実現するためにはいくら貯金があっても節約してもお金も時間も足りません。
ではまず何をすべきかを考える上で、自分たちが何の為に結婚式をあげるのかということを考えます。
「家族や友達に感謝の気持ちを伝えるための結婚式」「これからの将来、両家の絆を深めるための結婚式」「結婚した喜びを分かち合うための結婚式」など色んな想いから結婚式を挙げようと思ったはずです。
まさにそれが結婚式のテーマになるのです。
テーマを元に結婚式でやりたいこと、やるべきことを決めていきます。
この時に重要なのは、自分達の中で「これだけは絶対譲れない」「これだけは実現する」ということを結婚が決まってなるべく早い時期に具体的な方法を書き出すことです。
つまり、費用を節約しながら夢を実現するためのリストとなり、後々細かい無駄を省くために必要な行動となってきます。
「お金を掛けるべきもの」「節約できるもの」「Aをするなら、Bは必要ないので削除」この行為こそが最大の節約へと繋がるのです。
それがウエディングノートです。
徹底的にリサーチする事と根気強さ
授かり婚など急いで式を挙げなければならない場合以外は、だいたい結婚式まで8か月~1年の期間を結婚式のための準備期間として設けるカップルが多いです。
ではその時間を如何に有効に使用できるか、そのために会場やブライダルフェアからリサーチにかかります。
ブライダルフェアは、とにかく多く参加して色んな雰囲気を体感し、色んな情報を仕入れるために最大のツールとなります。
フェアの担当者から様々な特典の話を聞き、費用を節約したいということや曖昧なイメージでもやりたいことを伝えると具体的な方法や雰囲気を教えてくれます。
その話から、自分たちの中でウエディングノートに書いている項目を具体化できます。
また同じ会場でも昼と夜では全く雰囲気も異なります。
色々行った中で、自分たちのテーマに沿った結婚式ができる会場・費用の相場・フェア特典の有益さを吟味し、会場と日程を決めることになります。
さらにリサーチを進めていくうちに、思わぬ所で大きな出費があるということが少しずつ見えてきます。
「ブーケってこんなに高いの?」「会場の装花ってそんなにかかるの?」「招待状や席次表を式場に頼むとこんなにかかるの?」「引き出物の紙袋にまでお金がかかるの?」など様々な項目に疑問を抱き、「どうにか節約できないか」「お金をかけずにできる方法はないか」と節約する方法をリサーチするようになると「手作り」というものにたどりつきます。
節約のための手作りと一言にいっても、ブーケ1つを手作りするにも様々な方法がありピンからキリまであるのでその中で自分たちができる技量と費用の折り合いをつけなければなりません。
そのために納得いくまで根気よく徹底的にリサーチすることが必要となってくるのです。
お金を掛けるべき事とそうでない事を振り分ける
例えば、新婦に父親がいないとします。
おおよその場合、新婦は自身の父親と腕を組み、母親にベールダウンしてもらってバージンロードを歩くという流れを想像します。
しかし、父親がいなければ誰とバージンロードを歩くのか、母親が二役をするのか、それともバージンロードを歩くのをやめるかなど1つの事に対して色んなことを考えます。
結婚式は、自分たちにとって夫婦としてのスタートであると同時に両親にとっては育児からの卒業となるのです。
そんな中あるご夫婦は、バージンロードを歩く父親の役目を一人で育ててくれた母親に自然な形でしてもらいたい、母にも育児の卒業という主人公の一人であってほしいと考え、ウエディングドレスではなく白無垢で母親に手を引いてもらおうと考えました。
そうすると、チャペルではなく神前式にするか、そこまで堅苦しいのは嫌だし、人前のほうが費用が安いから少しでもコストを節約するために和装の人前式にしようと少しずつ選択肢の幅を狭めていきます。
この場合、「和装」「人前式」という2つの項目がキーワードとなります。
和装はお金がかかるというイメージがありませんか?「和装なら神前式でしょ?」とイメージがありませんか?そんなことはないのです。
最近は和婚をするカップルも増えており、「和装だからカツラではなく和装でも洋髪」「和婚だから神前ではなく和婚でも人前」というパターンが多くなってきています。
洋髪でいいなら自分で髪飾りを作ることもできます。
着物にお金をかけるなら、装飾となる髪飾りやブーケを100均の造花で作れば少しでも節約できます。
着付けや着物はプロに任せなければなりませんが、髪飾りやブーケはプロに任せなければならないという決まりはありません。
このように色んな項目をどうしても費用が掛かることと節約できることに分けていけば、手間はかかりますが結婚式全体の費用の節約になります。
節約のためには手間を惜しまない
いくら結婚式の費用を節約しようと手作りを頑張っても、同時に1円でも多く結婚式の費用としてお金を貯めなければ努力も皆無です。
例えば、朝起きて携帯を充電器から外したら充電器をコンセントから抜いていますか?観てもいないのにテレビを付けっ放しにしていませんか?面倒だからといって自炊より外食が多くないですか?電車と徒歩で行ける所にタクシーで行っていませんか?そういう小さなことの積み重ねが8か月後、1年後の結婚式費用に影響してきます。
貯蓄は少しでも多いことに越したことはないのです。
小さな節約の積み重ねで貯金できたお金は披露宴の食事で1ランク上の料理になるかもしれません。
引いては、これから始まる2人の生活の質の上昇に繋がるかもしれません。
小さなころに親や学校の先生から教えられた「使ったら片づける」「困っている人がいたら助ける」「挨拶をする」などという当たり前のことを当たり前にするということが大切です。
そこで初めて、マイナスから±0地点に立てます。
節約することでその先のプラスを目指すには、「当たり前のことを当たり前にしてプラスαする」ということです。
そのプラスαが、コンセントを抜くことや自炊をすることへとつながり、節約へと繋がるのです。
そのためにどんな小さなことでも面倒臭がらず手間を惜しまないことを癖付けましょう。
夫婦で意識を共有することが節約に繋がる
手間を惜しまないことは、夫婦のどちらか一方だけではなかなかプラスのところは目指せません。
結婚式はどちらか一方の為のものですか?いいえ、2人のための結婚式です。
費用を節約するためには、2人の結婚式を良いものにするという目標のもと2人がそれぞれに節約の意識を持つことです。
そのうえで手作りするにあたっては、得て不得手をお互い理解し役割分担し協力し合うことが大切です。
例えば、招待状を作る時パソコンが得意な彼なら、彼女はパソコン作業が捗るようリストを先もって手書きで作ったり、横で漢字の間違いがないかチェックするというようにします。
そんな風にお互いが参加して作り上げていくことで結婚式に参列してくれた方から「良い式だった」という嬉しい声が聞こえてくるでしょう。
その声こそが節約して結婚式を挙げた2人の努力の成果になるでしょう。
結婚式の費用を節約するためには、毎日の小さな生活の節約と節約のための手間を惜しまないことが大切です。
もちろんその他にもあると思われる方もいらっしゃることでしょう。
それぞれのカップルによって節約の仕方や方法は異なるものです。
今回お話しした節約のコツは、結婚式という目標に向かって行うための一部でしかありません。
しかし、これをきっかけにこれから結婚式を予定している方・近い将来結婚式を挙げたいと思っている方へ結婚式の節約方法の参考にしていただければ幸いです。