結婚式でボレロを身に着ける上で失敗しないためのポイントがあります。
いざ結婚式に出席するときには、大切な友人としての誇りを持ち自分自身もしっかりと身を飾り、一番美しい自分の姿で結婚式に出席したいと思うのが女性の一般的な願いではないでしょうか。
一生懸命に考えたくさんの時間をかけて準備するからこそ、失敗することだけは何としても避けたいものです。
ノースリープのワンピースやドレスを選んだ際、露出を隠すために活躍するのが「ボレロ」です。
ただしこのボレロ、あまり目立たない存在に思えるかもしれませんが、実は大きな役割を担っているのです。
結婚式において自分がかもし出す雰囲気は、このボレロによって左右されるといっても過言ではないのです。
そこでこの機会に、大切な人の結婚式で失敗しないためのボレロの選び方をお伝え致します。
結婚式でボレロを着る上での選び方5選
結婚式でボレロを着ていく上で気を付けなくてはならない点があります。
結婚式をはじめとして、日本における冠婚葬祭の文化やマナーは奥が深いものです。
せっかく時間をかけてドレスや髪形や小物を選んだのに、ボレロの選び方ひとつを間違えたために大恥をかいた!ということにならないように、結婚式におけるボレロ選びの基本を抑えましょう。
ボレロのいろいろ
ひとことに「ボレロ」と言っても、素材もデザインも様々です。
それでまずは、ボレロにはどのような種類があるのか、どういった用途で使い分けるのかという基本の幾つかをおさらいしておきましょう。
レース生地のボレロ レース生地のボレロは、柔らかい印象をかもし出すことができます。
上品で女性らしさを前面に押し出したいときにお勧めです。
ボレロそのものに注目されやすいので、シンプルなドレスとの組み合わせがお勧めです。
サテンのボレロ サテンのボレロは、華やかさを出したいときにお勧めです。
幾らか素材に厚みがあるため、ウィンターシーズンには特にお勧めと言えるでしょう。
ファーボレロ 「失敗しない」という点で考えると、これは結婚式では避けたほうがよいものです
詳しい理由は後ほど説明します。
襟付きボレロ 落ち着いた雰囲気をかもし出したい時にお勧めです。
「かわいい」よりも、「キレイ」「しっかり」といった印象を与えます。
長袖ボレロ 大人びた雰囲気をかもし出したい時にお勧めです。
しかし、スカートの丈との組み合わせによってはアンバランスになってしまうため、初心者は遠慮しておいたほうが良いでしょう。
ドレスとの組み合わせを考える
結婚式において着用することのできるボレロにもいろいろなデザインのものがあることを学びました
では、どのボレロを買えば良いのでしょうか?どのようにドレスと組み合わせることができるでしょうか?最初に悩むのは、ドレスと同系色にするか、それとも対照的な色にするかというところでしょう。
この点は、結婚式においてどのような印象を与えたいかによって変わってきます。
めりはりのある、シャープな印象を与えたいときにはドレスとは対照的な色合いのボレロを選ぶと良いでしょう。
反対に、穏やかでソフトな印象を与えたいと思うときには、ドレスと同系色や同じトーンのボレロを選ぶことができます。
もしもまだボレロを持っていなくて、最初の一着目を買おうとしておられるならゴールドやシルバーなどのオーソドックスな万能型ボレロがお勧めです。
雑誌や店員さんの情報を鵜呑みにしない
どのボレロを着て結婚式に出席するか、悩んでも悩んでも自分では決められないと感じるときにお店などに出向いていって店員さんに相談してみたり、雑誌のファッションを参考にしたりというのはとても良い方法です。
しかし「結婚式で“失敗しない”ボレロ」という観点からするとこれは大きなリスクを伴います。
結婚式におけるボレロ選びで失敗したと感じる方のご意見を聞くと、たいていは「店員さんに勧められたから…」とか「雑誌に載っていたから…」という理由で選んだボレロが実はマナー違反だったという経験をお聞きします。
それには「冠婚葬祭におけるマナーが以前よりはだいぶゆるくなってきている」という風潮が関係しているようです。
「以前だったら結婚式でタブーだったけど、最近は流行っている」というファッションを店員さんは善意から勧めてくださるのです。
しかし、結婚式の場には昔ながらのマナーを重んじる年配の方々も多数こられるのが普通であり、そういった方から「常識知らず…」という白い目で見られることを避けるためには、最近の流行だけでなく昔ながらのマナーや文化を考慮に入れる必要があるのです。
先ほど考慮した、結婚式ではファーボレロを避けたほうが良いという理由もここにあります。
最近ではファーボレロをまとったモデルさんが、それが当然でもあるかのようにブライダル関係の写真の中に収められていたりしますが、昔ながらのマナーにおいては結婚式の場でファーボレロはタブーとされています。
理由としては諸説ありますが・「殺生」をイメージさせること・ファーが抜け落ちて料理に入ってしまう可能性があること・そもそもファーは防寒着であり、会場内で着るのはふさわしくない といった理由があります。
これに対する反論も多々ありますが、誰からも咎められることのない「失敗しない」という点を考えると、結婚式の場ではファーボレロは避けたほうが良いと言えるでしょう。
ボレロ選びのコツは座った姿勢
結婚式におけるボレロ選びのもう一つの大切な要素は「座った姿勢で自分が他人からどう見えるか」という視点です。
もちろん、立った姿勢での美しさを求めるのは当然のことです。
しかし、結婚式の最中は基本的にずっと座った姿勢でいることになります。
ですから、座っているときに周りからどう見えるか という上半身だけを見たときのバランスも非常に大切なのです。
結婚式においては白を基調とした装いは好ましくないとされています。
背中だけを見たときに、一面まっ白!ということがないかどうか 今一度チェックが必要です。
遊び心を持たせつつもお洒落に決める技
ここまでで、結婚式における失敗しないボレロ選びのコツを考慮してきました。
しかし、みんながみんな当たり障りのない、地味な装いでいては結婚式の場が盛り上がらない…と感じるそこのあなた!「失敗しない」という路線は崩さずとも、少しの遊び心を加えてお洒落に決めることももちろん可能です。
それは、思い切ってドレスとは一見あわなそうな色や素材のボレロを選んでみることです!「それは大きな挑戦…」と感じるでしょうか。
もちろん、ただ単にドレスとは合わないボレロを選ぶというのではありません。
ポイントは、“小物に合わせてボレロを選んでみる”という点です。
バッグや靴などの小物とボレロを合わせてみると、ドレスとは合わないと思えるボレロでも全体をしっくりとまとめ上げることができるのです。
少しの勇気が必要ではありますが、オーソドックスな装いではもう満足できないという方は、是非お試しください。
以上お役立て頂けたでしょうか?自分にとって大切な人の結婚式に出席すると言うのは、自分の人生の中でもとりわけ重要な出来事として一生のあいだ記憶に残ることでしょう。
そのような大切な場面で最高の想い出を残すため、自分に合ったぴったりのボレロを見つけましょう。