入籍の報告を適切にこなす自身はありますか?従来は、挙式の後で入籍を行う形が一般的でしたが、近年、スタイルは多様化。
挙式の前に入籍を行ったり、式を挙げずに入籍のみ行うというケースも珍しくありません。
しかし、周囲に入籍の報告をする際のマナーはいつの時代も共通。
さて、入籍を報告する際のマナーとは、一体どのようなものなのでしょうか?
入籍の報告、好印象を与える6つのマナー
入籍の報告を行う上で冠婚葬祭には様々なしきたりやマナーがあります。
そこには守るべきマナーや手順が存在します。
相手方の家がしきたりやマナーを重んじる家柄であれば、特に注意を払いましょう。
親への挨拶
結婚を決めたら、まず女性側の親に挨拶をし、入籍の承諾を得ましょう。
前もって、どういった目的で訪問するのかを女性から親に伝えてもらい、訪問の約束を取るのがマナーです。
女性側の親の承諾を得たら、次に男性側の親に挨拶をします。
女性は清楚なファッションで身を包み、明るい表情を心掛けましょう。
尚、男性が婿養子になる場合は、順序が逆になります。
先に男性側の親に挨拶し、次に女性側となりますので注意しましょう。
挙式についての計画
両家の親の承諾が得られたら、双方の親と共に、日取りや会場、招待客や披露宴の内容など、具体的な計画を纏めていきましょう。
その後の段取りのため、挙式の2~3ヶ月前までには決定しておきます。
職場への報告は、いつ?
遅くとも1~2ヶ月前までに報告するのが望ましいです。
挙式の日取りや招待客の有無については、この時までに確実に決めておきましょう。
入籍の報告を受けた会社側は様々な準備を行いますので、報告は一日でも早いほうが良く、やむを得ない事情がない限り事後報告は避けるのがマナーです。
報告が遅すぎると、好印象はおろか、悪印象を残すことになりかねません。
職場への報告は、誰に?
「直属の上司」で、且つ「一番偉い人」に最初に報告するのが基本です。
業務時間を避けて、他の人に話を聞かれない場所で報告しましょう。
報告は、上司、先輩、同僚、という順序で行うのが鉄則です。
この順序を守れなかったばかりに、人間関係にわだかまりができてしまったケースも少なくありません。
仲の良い同僚には、社内での正式な公表があるまで内密にしてもらいましょう。
上司に伝えるべきこと
上司に入籍の報告をした際、同時に次の事柄を明確に伝えましょう。
挙式の日取りと招待の有無、今後の就業についての希望(現状維持・勤務形態の変更・退職など)、勤務を継続する場合は入籍後に使用する姓について、退職する場合はその時期について希望を述べましょう。
入籍する二人が同じ部署の場合は、異動になる可能性もありますので、事前に二人で希望を話し合っておくとよいでしょう。
友人や親戚への報告
友人や親戚への報告は、報告する人の名前を事前にリスト化しておくと、漏れも防げてスムーズです。
親しい人には対面か電話で、それ以外の人にはメールやハガキで報告するのが一般的。
メールで伝える場合は、一斉送信機能を使わずに、必ず一人ずつ送信しましょう。
また、共通の友人には報告の時期にズレが出ないよう、必ず同じタイミングで報告することが、後々余計なわだかまりを作らないための大切なポイントです。
最近は晩婚化の影響で、婚約から入籍までの期間が短いケースも増えています。
大切なのは、例え報告から入籍までの期間が短くても「きちんと事前報告する」こと。
きちんと礼儀を尽くしたカップルの元には、たくさんの祝福が自然と振り注ぎ、きっと一段と輝いた生活をスタートさせることができるでしょう。