離婚は子供に多大な影響を与えます。
この人ならという想いで結婚して子供が出来ても、月日が経つとその気持も変わってくることがあります。
その結果、離婚という結末を迎えることもあります。
子供がいて離婚する場合のポイントにはどんなものがあるでしょうか?
離婚で子供がいる場合の考えるべき5つのポイント
離婚で子供がいるとなると考えなくてはならないポイントがいくつかあります。
そのポイントはどんなものなのかを詳しく説明していきます。
子供の戸籍は動かない
離婚をすれば、戸籍が変わるというイメージをみなさん持っています。
でも離婚した時に戸籍が変わるのは妻だけで子供の戸籍は変わりません。
妻は離婚をすると夫の戸籍から抜けて、新しい戸籍を作るか、以前入っていた実家などの戸籍に戻るかを選ぶことになり、旧姓に戻ることになります。
子供の戸籍は動かないので、夫と同じ戸籍になります。
ですので、妻が子供を連れて離婚する際は、子供の戸籍を意図的に動かさなければ、夫の戸籍に入ったままになり、妻と苗字も違うものになります。
子供の戸籍を考える
離婚をして妻が戸籍から抜け、親権を持って子供を連れて出て行ったとします。
その場合、子供の戸籍は夫の所にあり、苗字は夫と同じになり、妻とは違ってしまいます。
親権と戸籍は関係はありません。
妻の戸籍に子供を入れ、子供に妻と同じ苗字を名乗らせる場合には、家庭裁判所に「子の氏の変更許可申請書」を提出し、市区町村役場に「入籍届」を出す必要があます。
子供の気持ちの問題
離婚をすること自体をよく納得している子供はいないと思います。
出来ればいつまでも両親とは一緒に暮らしていたいと考えています。
離婚して母親が家を出て行ったり、苗字が変わったりすることは子供に大きな影響を与えます。
子供なりに色々なことに悩み苦しみます。
そんな子供への影響を少しでも減らすために、感情的にならず夫とよく話し合った上で子供とも話し合う必要があります。
子供にとってはどんな夫であっても世界でただ一人の父親には変わりないので、妻目線から夫の悪口を言ったりしないよう十分気をつけます。
学校での影響を考える
離婚は現在、日本では3組に1組とも言われています。
離婚の数字を聞くと決して少ない数ではありませんが、子供にとっては非日常の出来事であることは変わりないことです。
そのため在学中に両親が離婚をすることになった場合には、学校で起こる子供への問題も考えます。
噂をされたり、両親が離婚するということを人前で言われたり、まして自分の苗字が突然変わっては、周りの反応が子供にも大きな影響を与えることになります。
いじめに発展することにもなりかねないので、十分な配慮が必要です。
子供の住環境を考える
両親が離婚をすれば、子供はどちらかと一緒に住むことになります。
妻が子供と家を出るのであれば、子供は住環境も変化することになります。
子供にとって、小さな社会から出ることは大きなストレスにもなります。
本当に子供が大切であればこそ、子供がどうしたいのか、どうすることが一番子供のためなのかを考え、自分のエゴを通すのではなく、子供の将来を考える必要があります。
多感な子供時代に感じること思うことは様々です。
子供の気持ちに寄り添って、よく考えることが大切です。
離婚する上で子供のことが一番重要であることがお分かり頂けたと思います。
子供を思えばこその離婚であっても、子供にとってそれがベストとは限らないので、よく考え離婚という結論を導き出すことが大切です。