ブライダルチェックの有効性についてご存じでしょうか?現在、年間約60万人以上の方が性病・性感染症に感染しているという報告もあり、今後の感染拡大が危惧されています。
自覚症状がないので感染に気づかないまま結婚しパートナーにも感染するケースがあり問題になっています。
お見合い結婚が主流だった時代では、仲人さんが相手の病気のチェックを両家に報告し納得の上で結婚に至りました。
しかし、最近では恋愛結婚が主流になりブライダルチェックに関心がないという人達が増えています。
ここではブライダルチェックを有効利用して幸せな結婚生活を手に入れるポイントを紹介していきます。
ブライダルチェックで幸せな結婚生活へと導く5つのポイント
冒頭にあったブライダルチェックをしない人達にどんなリスクがあるのか?ブライダルチェックを有効利用するとはどのようにするのか?考え方次第で幸せな結婚生活が手に入るのか?どのような考え方が必要で具体的にどうするのかを解説していきましょう。
結婚へ踏み切れない理由
「相手のことを愛しているが、結婚したいと思うお互いのタイミングが一致しない」
仕事や収入が不安定で結婚生活が不安である」
などの結婚に踏み切れない理由があります。
しかし、結婚に踏み切れない理由を挙げたらキリがありません。
一緒に乗り越えていこうという気持ちがお互いにあれば周囲からの応援も自然と得られ結婚へと踏み切れるはずです。
また、結婚について切り出したら怒るのではないかと心配する人もいますが、思い切って結婚について切り出してみることです。
もし真剣に考えていないようであれば結婚はできないとあきらめ、結婚を真剣に考える人を一刻も早く探した方が賢明です。
お互いに結婚を真剣に考えているようであればブライダル情報誌を読んだり、ブライダルフェアに行って結婚式場や料理・ブライダルドレスを決めたりするブライダルプランを一般的には立てますが、その前に大切なパートナーとのブライダルチェックを最優先にすべきです。
理由としてはブライダルチェックをキッカケに結婚に対して真剣に考えていると理解され、パートナーだけでなく相手の親や親戚からも信頼され周囲からの祝福や応援を受けながらの結婚へと話しをうまく進めることができるからです。
ブライダルチェックはお互いの気持ちが結婚へと確実に進むチェックポイントです。
まさにブライダルチェックでハッピーブライダルとなります。
ブライダルチェックに対する考え方
現在日本では、晩婚化が進み社会に大きな影響を与え始めています。
晩婚化による影響の1つ目として20代で結婚する場合と30代・40代になって結婚するのとでは身体的な老化のリスクが高まります。
特に女性は妊娠する確率が低くなることは避けられません。
一般によく言われることですが、20代で一人目の子どもを産み二人目を30代であればまだしも、一人目を30代・40代となると流産する率が高くなると言われます。
卵巣や精巣も老化するので男女お互いの年齢が高くなればなるほど流産する確率は高くなります。
こういう晩婚化の時代だからこそブライダルチェックを結婚前に行い卵巣や精巣のチェックをする必要があります。
結婚前であればブライダルチェックの結果を冷静に受け止め判断することができる筈です。
2つ目として今までの経験人数について20代の時の人数と30代・40代の時の人数では経験人数が当然増えますので自覚症状がなくても感染している確率は上がります。
最近は外国へ留学・転勤する日本人が増えたことや観光・ビジネスで日本に来る外国の方が増加したこともあり、日本人と外国人との恋愛が増えています。
なかには日本より性病・性感染症の感染率が高い国もあり日本人が感染する確率は以前よりも高まっていると考えられます。
今までの認識を改め自分達の身体は自分達で守るという視点で結婚前に自らブライダルチェックを行うことが必要な時代になりました。
だれでも健康な体で結婚し子どもを授かりたいと願っています。
しかし、現実には様々な病気が知らない間に自分の体を蝕んでいます。
例えば生活習慣病の糖尿病やB型肝炎、子宮がん・卵巣腫瘍・睾丸腫瘍などの病気、そしてHIV(エイズ)・クラミジア・梅毒などの感染症などの問題が挙げられます。
特に自覚症状が無く健康だと思い込んで気づかないまま結婚し病気をパートナーに移してしまうという深刻なケースもあります。
こんな辛く悲しい結果を避けるためにもブライダルチェックについて理解し一歩前進する行動に踏み出すべきです。
女性ばかりの問題ではありません男性もブライダルチェックを積極的に受けるべきです。
公表されている統計によると不妊の原因の約40%が男性にありますので男性も検診に行くことが必要です。
男性の不妊治療は早期に治療開始することが大切です。
仕事が忙しい方には郵便検診という方法もありますので詳しくは医療機関(泌尿器科・性病科)に聞いてみましょう。
もし健康状態に異常が見つかった時、怖いという不安の声や受診が恥ずかしとの声もありますが、現状は自分の身体が子どもを授かる身体なのかどうかを是非検査しておきたいとの積極的な意見が多いです。
また、自分は会社で健康診断を受けているのでブライダルチェックは必要ないと思い込んでいる人がいますが、健康診断は万能ではありません。
HIVに感染してからでは遅いですので、結婚前の積極的なブライダルチェックをおすすめします。
検査費用・検査項目・受診科
ブライダルチェック検査費用は、健康保険は適用されませんのでだいたい2万円~4万円くらいが平均的です。
女性のブライダルチェックは、主に問診・内診・血液検査・超音波検査・尿検査などですが相談しながら決める方法もありますので気軽に産婦人科へ聞いてみてください。
男性のブライダルチェックは、女性と一緒に産婦人科で行うことも出来ますが、ちょっと恥ずかしいという方には泌尿器科や性病科、メンズヘルスクリニックなどで血液検査や精液検査を行うこともできます。
早い時期に発見することの大切さ
女性のブライダルチェックは、いつもと何か違うなと感じたら専門の医師に早い時期に相談をすることです。
チェックポイントとしては、おりものの異常・不正出血・下腹部痛です。
自分のおりものが正常なのか異常なのかをチェックするポイントは量・色・においです。
例えば白っぽい豆腐のカスのようなおりもので外陰部がかゆく、ヒリヒリする場合は膣カンジダ症が考えられます。
これらの症状が気になる場合はすぐに婦人科を受診してください。
たとえ何らかの病気や異常が見つかった場合でも早期に治療を開始することで完治が期待できる可能性が高く、不妊や子宮外妊娠、流産のリスクを抑えることができます。
男性の場合は、自覚症状がほとんどなく検査をしてみなければ分からない場合が多いので早い時期にブライダルチェックを行い自分の身体の状態を知って適切な治療を早く始めることが必要です。
ひとりで抱え込まないで親兄弟や友人、住んでいる地域でのブライダルチェックをサポートしている場所へも相談してみることが大切です。
幸せな結婚生活
健康状態だけでなく、次のポイントについても結婚前にブライダルチェックをしてみてはどうでしょうか。
お金を管理する方法はどうしますか?家庭のお金をすべて奥さんが管理する方法、ご主人が奥さんへ毎月一定額を生活費として渡す方法、生活に必要な額をそれぞれ出し合い夫婦別々に管理する方法などがあり、それぞれ置かれている立場が異なりますので、どの方法が自分達にとって一番いいのかを話し合い決めておく必要があります。
また、具体的に結婚生活がスタートしてからの家事負担割合やセックス頻度についても最善の方法をお互いに提案することで離婚を回避できますので結婚前に話し合っておいた方が良いチェックポイントとなります。
結婚という形は一つではありませんので、二人にとって一番良い方法を手探りで見つけ出すことで結婚生活を楽しくすることになります。
良い時も悪い時も運命共同体として互いに助け合うこと、独身の時にはあまり言わない言葉「おはよう・ただいま・ありがとう」の挨拶を笑顔で積極的に意識して言ってみましょう。
相手への感謝の気持ちを大切にすること、大きな気持ちで小さな欠点を許すこと、共通の話題を沢山つくる努力することも大切です。
こうした思いやりの積み重ねが幸せな結婚生活へとつながっていきます。
生まれ育った環境が違う二人が一緒に生活することは、とても困難なことです。
結婚前にお互いの考えをチェックする時間(ブライダルチェック)を必ずとり一つ一つクリアして進むことで温かい家庭が出来上がっていきます。
ブライダルチェックの重要性が理解できましたでしょうか?パートナーや生まれてくる子どものためにも健康状態・お金の管理・生活面については結婚前からチェックすべき重要な問題なのです。
もし、この問題に向き合わないで曖昧にしたまま結婚すれば二人の間に大きな溝ができてしまい最悪の場合は取り返しのつかない悲しい状況になります。
離婚になってからでは遅いです、今から行動を起こし幸せな結婚生活を送ってください。